こんにちは。店主です。

このJOURNALのページでは、商品に関する少し詳しい説明や、商品開発にまつわる思い、エピソードなどを発信していきます。遊日庵をご検討いただく際のご参考になれば幸いです。

 

早速ですが、遊日庵から最初に展開する商品であるKAGURAについてのお話。





 

ー 胡坐がもたらす効果とは ー


KAGURAは漢字で ー火坐ー と書きます。火の前に胡坐(あぐら)をかく。

これがKAGURAの名前の由来。

KAGURAを簡単に説明すると、「胡坐をかける超ロータイプの焚火チェア」となるのですが、では、なぜ胡坐をかくのか?

一つ、直火感覚を存分に味わうため。
二つ、焚火のお世話をしやすくするため。
三つ、日本人ならではの安心を得るため。

だと私は考えます。

 


【直火感覚を味わう】

現代の日本では、環境保護の観点から直火ができる場所はとても少なくなりました。しかし、直火こそ焚火の醍醐味と考えた方々がいらっしゃいまして、店主も愛用している「JIKABI」のようなロータイプの焚火台が誕生しました。そして、直火感覚が味わえる新しい焚火スタイルが生まれたのです。
胡坐をかくことで目線を下げる事ができ、これまでとは違った角度から焚火を眺める事ができます。その格別に美しい炎に癒され、そして足元から暖を取れる。まさに直火の醍醐味を享受できるのです。



※「JIKABI」と「KAGURA」の親和性については、また後日。



【焚火のお世話をしやすくする】

普段使っているローチェアでは火のお世話が困難だと感じました。薪をくべたり、火吹き棒を使用したり、湯を沸かしたり…腰を据えたままでの動作が難しく大変です。低い位置にある火のお世話をするには、屈み込むか地べたに座るかの選択肢となるのですが、お尻が汚れるし、何よりもっとリラックスしたい。
KAGURAに胡坐をかくことで火との物理的な距離が縮まり、座したままで火のお世話が容易になります。



 

【日本人ならではの安心感】

日本では床や地べたに座る文化があります。高級和食店などでもお座敷に座椅子というところは沢山ありますし、畳の部屋もまだまだ多くあるのが日本。つまり、日本人は低い着座位置に安心を覚え、心地良さを感じるのです。それが日本人のDNAに組み込まれているのだと思います。
実際に私も、KAGURAに胡坐をかくことでとてもリラックスできることを実感しました。



 


お読みいただき、ありがとうございました。
是非、KAGURAで素敵な焚火時間をお楽しみください。

次回は、デザインや意匠について少しお話ししたいと思います。


遊日庵 店主

 

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